David Grubbs/Noël Akchoté@六本木superdeluxe

 寒いですね。数日前台所に室温で保存しているオリーブ・オイルがこの冬初めて凝固しました。
 1/16(土)に年明け初めてのライブに行ったのでその記録、というか文章にまとめる気力がなさそうなので写真を何枚か貼り付けてお茶をにごします。


2010年1月16日(土) 六本木superdeluxe
デイヴィッド・グラブス/ノエル・アクショテ
出演: デイヴィッド・グラブス (vocal, guitar, piano)、ノエル・アクショテ (guitar) / ゲスト: 大友良英 (guitar)



Noël Akchoté





David Grubbs





 iPhoneのカメラ(手ぶれ防止のアプリのみ使用)でトリミングや色の調整はまったくしてない撮りっぱなしなんだけれど、なんとなくそれらしく写るものなのだな、思ったよりも。


 アクショテはたぶんこの三人のなかで演奏家としてはいちばんのプロフェッショナルできっととても器用な人なのだろう。その器用さのために録音されたものだけ聴いているといったいどこに向かっているのかわかりづらい部分があって、生の演奏を聴けばそれもすっきりするかと思っていたらさにあらず。今回は基本ポップ・ソングのカバーで演奏はもちろん悪くない。この人にとってはソニー・シャーロックもカイリー・ミノーグも同列なのだ。なんとも一筋縄ではいかない。ううむ。


 グラブスはE.ギターでの弾き語り中心に、Gustr del Sol時代の曲もやったりでたいへんうれしい。場所が悪かったのかせっかくのヴォーカルがギターの音にかきけされてしまっていたのが残念。後ろで聴いていればもっとバランスよかったのかも。グラブスは演奏家というよりもむしろ作曲家という印象で、細かく枝分かれした道を立ち止まり立ち止まりどちらに行くかを吟味しながら進んでいくような演奏だった。


 大友さんは『Song for Che』に始まり『Misty』やNHKドラマのための自作の曲など。


 三人での即興は、グラブスがピアノを弾いたパートがよかったかな。


 ライブが終了して六本木通りで渋谷行きのバスを待つあいだ、ビル風のせいか恐ろしく寒い。これがもうじっとしていられないほどの寒さで、東京でこんなに寒い思いをしたのはちょっと記憶にないぐらい。どうしたものか。



ライブ前。Akchotéの椅子。