KRAFTWERK的

Perfumeの新曲『NIGHT FLIGHT』をPinoのCMで聴ける部分のみで判断するに、出だしの三秒ほど(ドラムが入るまで)の音使いはまるでKRAFTWERKみたいだ。
ワンルーム・ディスコ』はBugglesを想起させたが、それよりもさらに先祖返りしつつあるらしい。
このまま電子音楽の歴史を遡ってゆくと、次は『少年の歌』の頃のシュトックハウゼンみたいな曲になっちゃうんじゃないかね。


それから、今回のCMでもっとも注目すべきなのは、最後の「キャンペーン中!」という一言がのっちの声だということ。
かしゆか(そしてもちろんあ〜ちゃん)の声が個性的で魅力的であるのと同じくらい、あるいはそれ以上にのっちの声は個性的なのだ。
彼女の声が持っている個性とは、イコール彼女と世界のあいだに存在する埋めがたい違和感の表れなのだと思う。